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和竿の作り方

和竿を作るときには、販売されている竹の枝を使用します。 素材となる竹の種類は何でも構わないのですが、元径が6ミリで先の大きさが2.5ミリ、全体の長さが1.6メートル以上あれば和竿として使うことが出来ます。 比較的簡単に作れるのは、蓬莱竹や矢竹、丸節竹です。蓬莱竹は温暖な地域に映えていて、近畿地方で採ることが出来ます。 遠くから見ると噴水のような形になっていて、高さは10メートル程度です。タナゴ竿として使うことが出来たり、繊細な釣りに役立ちます。

矢竹は比較的どの地域でも手に入れやすく、住宅地などでも見つけることが出来ます。 折れてたりするとその途中から丈夫な枝が生えてくるので、それを使うようにします。 丸節竹も極端に寒い地域以外で見つけることができ、丈夫な和竿を作ることが出来ます。 使用する部分はその竹が生えてきたころから3年程度のものが良く、1年未満の若い竹は癖が出てしまうことがあるので避けるようにします。 刈り取る時期は寒い季節で、虫が居ない時期を見計らって行うようにします。刈り取ったものは最低でも数か月から1年程度は乾燥させるようにして、天日干しします。 太陽の光に当たれば十分なので、雨が降っていてもそのままにしておいて大丈夫です。春から初夏の時期には気温が段々と上がり、カビが生えやすくなるので注意が必要です。 ホームセンターなどで販売している穂先用を購入することもでき、太さは3ミリ程度で、長さは40センチ以上のものを選びます。 和竿の道糸を取り付ける部分は細いリリアン糸を使って、弱い糸はなるべく避けるようにします。 尻竿はそのままでもいいのですが、握る部分を作る場合には竹の切れ端を使うようにします。 さらに握る部分を作るために接着剤や木綿糸、印籠芯をつく津ためのステンレス釘、補強糸などを用意します。

準備する道具は、ノコギリやカッターナイフ、やすりやドリルです。 ノコギリやカッターナイフは刃が古いものだと切りにくく力を入れ過ぎる可能性があるので、作業を始める前には交換していおくようにします。 やすりは目が粗いものを使って、ドリルも比較的安いもので十分です。 短い和竿を作る場合には必要ないのですが、持ち運びに便利な継ぎ竿を作るためにはどの部分とどの部分を繋ぎ合わせるか設計を事前に考えるようにします。 販売で選んだものの長さや太さ、強さなどを考慮して設計していく必要があります。1本の竹から作ることが出来ない場合には、何本かを使って繋ぎ合わせるようにします。 先端から定規で長さを測り、カットする部分に節があたらないか確認します。万が一節にあたってしまうときには少しずらしたり、長さを変更するなどします。

初心者は見た目はあまり気にせずに、作りやすい長さを考えながら作ることが大切です。 竹には芽や枝の根元が付いているので、出来るだけ短くカットして滑らかになるようにしておきます。 平らになっていて引っかからない程度にすれば十分で、えぐって取るような方法は避けるようにします。 竹を握った手の親指はカッターナイフの背にあてて、親指を押し出すように削っていきます。 薄く削るようにして、徐々にカットすることが和竿には大切です。 カットしたら汚れが付いているので、きれいに洗い流します。布を水で濡らして、丁寧に拭きとるようにします。 洗い流す場合にはたっぷりの水に浸けるのではなく、さっと洗うように注意します。本来は乾燥させる前に行いますが、芽や枝をカットするときにも汚れるので作る前に一度洗うようにします。 販売でなく自然に生えている状態では穂先が作れないので、竹ひごを使って穂先を作ります。竹ひごは火入れをして、穂先になるように処理します。

全体が少し色づく程度に火を入れて、細心の注意をはらって炙るようにします。火傷をしないように手袋などをはめて、短時間で火入れを行います。 終わったら数日放置して、冷ましておきます。和竿の穂先より下の部分も火入れして、先端に向かって徐々に火を入れていきます。 ゆっくり火を入れていくことがポイントで、ムラが出来ないように注意します。炙ると油が竹から出てくるので、拭き取りながら作業を進めます。 節と節の間の曲がりを取るようにして、矯正するようにします。次に竹の上下を入れ替えて、さらに火入れを行います。 方向が変わると曲がっている部分を発見しやすくなり、水分を取り除きながら真っ直ぐにすることが出来ます。

穂先と同じように数日放置して、弾力性が増すようにしておきます。火を入れた穂先は放置したあと、削ります。上に行けば行くほど細くなるように削って、穂先を完成させます。 穂先を回しながら削るようにして、確認しながら作業を進めるようにします。穂先はまた火入れを行うので、あまり細くならないようにします。 和竿の本体部分の火入れから数日経過したら、2回目の火入れを行います。放置している期間で曲がってしまうので、前回と同じように真っ直ぐなるように火を入れます。 継ぎ手部分になるところは入念に火を入れて、塗装のときにトラブルが起こらないように準備します。細く削っておいた穂先も火入れをして、真っ直ぐにしておきます。 削る前よりも細くなっているので、弱火で炙るようにします。火入れが終わったら事前に設計しておいた部分をカットして、部品を作っていきます。 ノコギリやカッターナイフの刃を押し当てるようにして、竹を回しながらカットします。細いものを使う場合は、販売用のカッターナイフだけでカットします。 切断した部分はやすりを使って、滑らかにしておきます。継ぎ手になる部分には糸を取り付けて、割れてしまうのを防止しておきます。 太い糸を使って、しっかり巻き付けるようにします。ドリルを使って継ぎ手同士を繋ぎ合わせて、長さを測りながら繋げていきます。 和竿の本体が出来てきたらまた火入れを行って、竹が真っ直ぐになるように調節します。丈夫になってきたら塗装がしやすいように処理をして、和竿全体にやすりをかけておきます。 竹の繊維方向に沿って削るようにして、滑らかになるまで続けます。さらに握りを作って、へび口付けを作ります。自分の好みに合わせて、太さや長さを決めるようにします。 さらに好きな色の塗料を使って色をのせて、自分の好みの和竿に仕上げます。

和竿の材料

和竿と呼ばれるものは、利用する釣竿の中でも日本独自の作り方で昔から作られている竿を指す事が多くなっています。 まだそう呼ばれる様になってからはそれほど長い年月が過ぎているわけではありません。 実はその歴史は明治時代にさかのぼり、その当時に西洋から竹を縦に裂いて自作する竿作りが販売するのに日本にも入って来ました。 そこで日本本来の竿と西洋から来た竿を区別するという為にも、和竿と言う風に呼ばれる様になったという経緯があります。 日本で作られて来た竿の多くは竹を材料としているので、実際には特定の竿を指す言葉と言うよりは、日本で作られた竿を全て指す場合も少なくありません。 和竿の基本的な材料は竹です。

綺麗にしなう事、さらに頑丈であるという事から昔から重宝されてきました。 一般的には竹でできている物を指す言葉となっていますが、実際には竹以外にも漆塗りをして作っていた物も有るので、一言で和竿と言っても様々な種類があるという事を理解しておかなければいけません。 実際に釣りをしてみると、竹だけでできている竿を使っている人を見たことがないという人は少なくないでしょう。 もちろん昔からの釣りの方法でゆっくりと時間を掛けて行うという人もいるかもしれませんが、ある程度の釣果を期待する場合はもう少し改良されたタイプを利用する人もいます。 それが素材の一部にガラス繊維強化プラスチックや炭素強化プラスチックなどを利用したりする場合です。 またリールシートを付けてリールを固定している作り方も珍しくありません。 また、100%竹でできている竿も存在していますが、実際には途中から別の素材を着けている継竿と言う物もあります。

厳密に言うと竹を使っている竿の事を指す言葉となっているので、こうしたタイプに関しては和竿ではないという風にも考える事は出来ますが、基本的には日本で作られたものは全て和竿と言う風に表記されるので、それ程厳密にこうなっているという事を言えるものではないと理解しておく事がポイントです。 実際には地域や時代、さらにどういう目的でそれを利用するかという事によっても和竿なのかどうかという事が判断される事になります。 それ程基準が明確となっているわけではなく、かなりあいまいになっているという事を理解しておく必要があります。 以前は和竿と呼ばれなかったであろうタイプの物でも、現在ではそれに含まれて考えられているという場合は決して珍しい事ではありません。 材料の竹をしっかりと使ってあれば、和竿とみなされる場合も少なくありません。 ちなみに、材料となる竹の種類は様々で、あるところでは10種類の竹をクマ靴買っているという場合もあります。 職人が一つ一つ作っている場合もあり、その人がどこに住んでいるか、いつの時期に作るかという事からも材料となる竹の種類が変わって行きます。 だからいつでも同じ物が材料となっているのではなく、時には全く違う物が使われている事も珍しくありません。 さらに竹自体はその土地によっても生えている物が違うので、その和竿を自作した地域によって何を使っているか変わる事も良くあります。 拘る場合はどこで作られたものか、何を使って作っているか等を予め調べてから販売されているのを購入する事が重要なポイントです。